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あけましておめでとうございます。
昨年末は京都・蹴上から山越えで琵琶湖疎水を遡上し山科まで歩きました。その続編の要望が強かったので、今回は山科から琵琶湖まで遡上します。市街地から随分高いところを流れている疏水もやがて地上と同じ高さとなり、さらに掘り込みとなります。疏水の土手道を歩きますのでほぼ水平道で、驚くほどの近さで大津市に入ってしまいます。なぜなら・・・・
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「これやこの往くもかえるも別れても知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸」
「名にしおはば逢坂山のさねかずら人に知られで来るよしもがな 三条右大臣」
「夜を篭めて鳥の空音を謀るとも世に逢阪の関はゆるさじ 清少納言」
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百人一首に歌われた峠の関所、誰もが滋賀県と京都府の境だと思っているでしょうが、さにあらずなのです。今回は東海道の逢阪の関ではなく、旧北陸道の小関峠を通りますが、ここも滋賀県と京都府の境ではないのです。 |
それどころか、疏水道の左側が京都府、右側が滋賀県という不思議な区間を約100mも歩くことが出来るのです。滋賀県と京都府の不思議な歴史的が見えてくる疏水歩きでもあるのです。
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