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    h31近畿支部 1月 京都・大内山Pw計画(第1報)
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 今年は元号が変わる年、天皇が替わる年です。

 「君がため春の野にいでて若菜つむわが衣手に雪はふりつつ

 いかにも新春にふさわしく、幼少から聡明だったという光孝天皇が親王であった頃の和歌です。百人一首にもあるのでご存知の方も多いと思います。
 「つくばねの峰よりおつるみなの川こひぞつもりて淵となりぬる」の陽成天皇が先帝として退位したのが満15歳、それよりも約40歳年上の光孝天皇が即位したのでした。それゆえ光孝天皇は以後に禍が起きないように、自分の子供全部を臣下とし源姓を名乗らせたのでした。しかし、3年後に天皇が崩御、藤原基経らによりその前日に第15皇子であった源定省(みなもとのさだみ)を親王に復位させていたという手際よさ、翌日定省親王の立太子、践祚となったのです。裏に何かがあるようで面白いですね。これが宇多天皇の即位の話しなのですが、天皇の皇統が光孝天皇の方に移り、陽成天皇の系統の方が清和源氏、陽成源氏と臣下になっていきます。菅原道真を重用しするなど、藤原色を薄めようとした宇多天皇がこよなく愛した場所が御室です。

 PW名の大内というのは、内裏と同意語で宇多天皇が退位後に住んだ仁和寺およびその一帯を指します。仁和寺の門をくぐると金堂の上に山が聳えています。地形図にはその名称がありませんが、これが大内山です。しかし、昔の人はピークにこだわった形跡もないので、この一帯の山を大内山と考えていたようです。
 今回は、いかにも京都らしい山名を持つ山、衣笠山から大内山へと稜線の参陵道を縦走し、途中にある陵を参拝、最後には立派なお堂を持つ御室八十八箇所巡りの稜線部を歩きます。京都でもあまり知られていない山、それでいて随所で驚くほど展望が楽しめる山です。
 みなさんの参加をお待ちいたしております。

実施日 h31  1月31日(木)  雨天の場合は中止

目的地 大内山(約240m) 地形図:大内山を中心とした       
集 合 堂本印象美術館の前(市バス:立命館大学BSのりば)
     集合時刻:10時45分
     (早く着いた人は、美術館を楽しんでください。65歳以上無料)

解 散  仁和寺 16時半頃:(仁和寺の閉門時刻)

コース  集合地〜衣笠山登山口〜衣笠山〜一条・堀川天皇陵〜円融天皇火葬塚〜
      (山陵道)〜大内山〜宇多天皇陵〜原谷峠〜(御室八十八ヶ所巡礼道)〜
       成就山〜霊山寺〜大窪寺〜仁和寺    (コースは現在での予定です)
      
       ・このコースで一番きついのは、衣笠山への登りそれでも約20分です。
       ・近所の方は裏山感覚で登っているようです。
       ・成就山からの展望は抜群です。

       参考地形図 下見写真
服 装 ・厚手でない山シャツ、セータ類、ヤッケなど温度調整が可能な服が望ましい
      ・登山靴(道が岩まじりの山道なので、この方が安全)、ストック、

参加者 9名(1/18現在) ただいま募集中 〆切1/28

その他 
      ・未定部分があるので、今後もHPをご覧ください。
      (そのときは必ずを押してください)

企 画 加藤忠好(11期)

申し込み 加藤(11期)まで  参加申込み〆切り 1/28(月)
         メールはここを押してください ←なるべくならこのメールをお使いください。








 




 コース紹介


衣笠山の麓に建つ堂本印象美術館


衣笠山登山口


衣笠山への登山道、けっして登り難い山ではない


衣笠山の稜線道


衣笠山山頂(特に標識はなかった)


東方面展望(左のハゲが左大文字の火床、中央下が金閣)


金閣(この時季でも観光客が一杯)


一条・堀川天皇陵への稜線道


天皇陵の石垣、山上だけに驚かされる


一条・堀川天皇陵(前庭が展望地)


八幡山と天王山、昼食候補地だが、全域火器禁止のよう


円融天皇の火葬塚(この辺り一帯を朱山といいその山頂にある)


この辺りの稜線道を参陵道というらしい


ほぼ稜線だから途中で比叡山と大文字が美しく見える場所がある


大内山山頂(特に標識はないが、龍安寺側は厳重に柵をしてある)


参陵道の標識(宇多天皇陵参道にて)


宇多天皇陵(山頂ではなく山蔭にある)


宇多天皇陵参道(ここまでくると整備が行き届いている)


原谷への自動車道と合流、道を横断し、すぐ右向かいの山道に入る


御室八十八ヶ所道を20mほど登ると大展望地(正面は音羽山)


眼下に仁和寺の堂宇


生駒山、左は葛城・金剛山


東山の南から京都タワー(背後の山は鷲峰山)


華頂山、清水山、右に二条城


清水山を拡大すると清水寺が見える


御室八十八ヶ所のお堂



六角のお堂

ゆったりとした佇まいは、他の八十八ヶ所とは違う


愛宕山方面の展望もある


風情の良い道をトントンと下る





一番札所 霊山寺


八十八番札所 大窪寺


西門から仁和寺に入れば、若き僧侶たちが本堂に入っていく


山上からも眺めた五重塔


背後の山は大内山の峰


山門からも大内山が見えた









 行動予定マップ