先日の下見およびこれまでの山行きで撮影した写真で簡単に案内します。
標高300mの神戸市バス渦森台バス停、終点なのでここでバスは転回します。
ここまで登って200円とは、お得な料金ですね。

バス停より住宅地を少し登ったところに登山口があります。

説明板ですが、これを参考に山行きをする人がいるのか?? なんとも不思議な説明板です。

坊主山への鞍部に向けて上ります。このあたりは断層地帯なので、破砕帯が侵食され鞍部の地形になっています。
地図で見るとここの断層が山陽新幹線にほぼ沿ってあるのがわかるでしょう。西側の延長線が山と神戸市街の平地を分けています。

高圧線右側の坊主山との鞍部から渦森台あたりの住宅地が見えています。

油コブシへの登山道。断層面を登ることになるのでかなり急です。

断層面を上りきると平坦な台地に出ます。ここが油コブシの展望台です。

眼下に神戸の市街地と海が広がります。

西の方に目をやると断層面が良くわかります。須磨への山並みが淡路が連なっていることがよくわかります。

セザンヌの絵に出てきそうな木々が楽しい山道です。

まもなく六甲ケーブル山上駅が見えてきます。

別荘地を登りきると山上駅、右の尾根が油コブシの尾根です。

六甲ケーブル山上駅は風格のある駅で文化財に指定されています。

山上駅から別荘地帯を抜け、記念碑台へ、さらに進むと行者堂に出ます。

行者堂以降は石仏が並ぶ山道、これがシュラインロードです。江戸時代に迷い込んだようです。

石仏は主として観音さまですが、大日如来などもあったりする。

ここで、シュラインロードはおわり。少しのあいだ裏六甲ドライブ道路を歩くことになります。

上唐櫃の集落に入ると時代錯誤を起こしてしまうような風景があります。

ここまで来れば、神鉄六甲駅は近い。

ここが六甲駅、三宮から30分の距離とは思えない佇まいでしょう。

駅舎は実にかわいい!! ここが山行きの終着点です。阪急六甲、JR六甲道は神戸の市街地にあるのに、神鉄六甲は裏六甲にあります。確か昔は六甲登山口という駅名だったのですが、いかにも山奥の感じがするので、いつの頃からか、現在の名前になったようです。
田舎を払拭しようとするような名前、どこかに神戸北町に通じるところがあります。
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