当初、大岩岳を 1月、2月の山行きの候補としていたF井さんの話によると山溪にも「迷いやすい山」として紹介されていたとのこと。KUWVOBなら現地でも何とかなるだろうと思いつつも、やはり途中で道がないというのでは情けない。ということで下見をしてきました。道はしっかりしているのですが、なるほど次のような間違えやすい条件が揃っていました。まるで残雪期終末の山のようでした。
1.地形図でも稜線が明確でなく読み違いをする微変化の地形が多い
2.岩の風化崩壊によるザレ場が多く、それが道のように見え勘違いしやすい
3.あちこちへの踏み跡が多い、公的な道標がほとんどない
それだけにこの山域は面白い山であるともいえます。また、標高が低い割に周囲に人間による構造物が少なく深山の趣があり変化のある山です。植生も小潅木と小松林の疎林であり、山全体が明るい感じがしました。今の時期、杉林がほとんど見受けられないのも魅力です。
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