地図がなくても登山はできる。

まったくそのとおりで、いまはやりの中高年登山者に「地図に関心があるか?」というと
多分「ある」という答えが返ってきそうですが、「読めるか?」というとはなはだ疑問です。

一つには、道標が整備され、また道ができても、地図に記載されていない場合が多く見られ
実際に地図を必要とする場面に出くわすことが少ないからと考えられます。
特に、登山口と目的地が1本の線でつながっておればよく、途中の状態は無視されがち
というのが実情ではないでしょうか。

今回の五台山について、2枚の地図を買い求めてきました。

@丹波市観光協会発行、「丹波市中央分水界の径」、H20頃発行 300円
A丹波市観光協会発行、「丹波・市島山歩きマップ」、H20頃発行 300円


これに基づいて登山道を記入したものが次の図ですが、稜線および鴨内峠あたりの登山道はほとんど同じですが、
岩滝寺から五台山と小野寺山との鞍部に至る道、および、岩滝寺から美和峠へ至る道が、こんなに違っているのです。
しかも、かっては生活道路であったと思われる美和峠の位置がこんなにずれているのです。

地元発行の地図でも矛盾している・・・・
そんな不思議な地域を歩く今回の企画は、KUWVにとってなかなか愉快な山行きではないでしょうか?

   
-----@に記載されている登山道    -----Aに記載されている登山道