突然の要請で、宇野さんの下見行に同行しました。ここの山塊は金勝(こんぜ)アルプスともいわれています。ならば、中心地「金勝寺(こんしょうじ)」を参拝してから・・・・・・・・とタクシーに乗りました。
しかし、肝心の運転手も「金勝寺」をご存知なく、ほぼ林道終点まで行ってしまいました。車を降りれば、近江富士・三上山を眼下に見下ろす場所でした。

それくらいの気候条件のいい日でした。春ですから、視界はまあまあ、それでも滋賀県一円の山並みを望むことができました。
それにしても、楽しい山でした。たかだか、標高500m〜600mの山ですが、3000m級の夏山に居るかのような錯覚を覚えました。北アルプス、燕岳近辺にヘリで到着。そして、岩稜を歩く。

金沢からバスをしたてての登山客にもビックリ。しかも、「こんな山ぁ、金沢にはゎないがねんけ・・・・・」と話していたのにも我が仲間のことのようにうなづいてしまいました。
稜線からの下りも、花崗岩の小さな滑滝状の沢で、最後まで小さな水の流れと戯れての楽しめる沢でした。つい、現役時代に青木さんから教えていただいた歌を歌いたくなりました。

|

杉花粉の飛散についても、ゼロ。宇野低感度センサー、高村中感度センサーも全く作動しませんでした。ここに、○○さんの高感度センサーがあれば、完璧な情報収集ができたのに、非常に残念なことをしました。

ヘリをタクシー、燕岳を天狗岩に置き換えれば、まあ、そんなところでしょう。
琵琶湖、比良山地の雄大な景色を望み、あまりの気持ちよさに、長時間岩の上で寝そべっていたというのはいうまでもありません。この季節にしか出来ない最高の贅沢でした。岩も花崗岩が風化してできたものらしく、穏やかな丸味を帯び、しかも滑らないのです。ただ、登れない岩も多く、それが残念ですが、それはそれで、その手の人に譲るのもいいのではと思いました。

--春の風、やさし歌、山に野にふり撒き---
--せせらぎは、休みなく戯れて踊るよ----
--おお嘆くな我が胸、笛の音は絶えても--
--丘の上、谷間に歌は響くよ----------
途中の落ヶ滝も随分と品のある滝でした。
最後に、上桐生からバスに乗ったのですが、バス停近くの家の桜が咲き誇り、思わず花見をしてしまいました。
竜王山近くの駐車場の桜は、まだ咲く気配すら感じませんでしたが4/11(日)までは、散っているでしょう。ミツバツツジを期待しましょう。
以上 取材報告おわり。加藤でした。
|